ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

いちさんよん日記

ここらの海はまだ静かだ。

もちろん134あたりから見たらで、

水ぎわに降りればそうとも言えない。

板を持った人たち。

この人たちは一年中いて、海の中にも外にもいる。

乗ろうと乗るまいといる。

犬を散歩させるんだか、自分が散歩してるんだかする人。

往きつ離れつするカップル。

海藻を集める人

釣り棹を仕掛ける人。

この人たちも一年中いる。

国道を振り返れば、

冬の閑散とした雰囲気は去り、レストランがにぎわい始めている。

華やかな空気に事欠かないこの時期のこの場所。

ここに来ればどれだけおいしいものが食べられて、どれだけロマンチックな思いができるのか?

私でさえ、そんな幻想を抱いてしまう。