ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

レスキュー隊を呼ぶ その後

母のコロナ感染が発覚し、

濃厚接触者のわたしも、母の家に自主隔離の日々を送らざるを得なくなりました。

食品や日用品は、前日に買い物していたので助かりました。

薄着で慌ててやってきたので、防寒着がありません。

ヤフオク!でダウンコートを購入し、保険証や着替えは家族に持ってきてもらいました。

 

レオ様っぽい名前の新薬『ラゲブリオ』が効いたのか、母は日に日に良くなりました。

(自分も感染してるかも)というイヤな予感でいっぱいのわたしは、葛根湯で何とか風邪っぽい症状を抑えていました。

この時気がついたのですが、葛根湯を毎日飲んでいたら、腰痛にも効いたんですよね。まあわたしだけかも知れませんが?(薬の用方用量を守りましょう)

 

ようやく、暮れに自宅待機期間が終わり、抗原検査(鼻でやるやつ)で二人とも陰性となり、

なんとか安寧な年末年始を迎えることが出来ました。

 

 

 

f:id:ookumaneko127:20230102062443j:image

無添加手作りおせち


f:id:ookumaneko127:20230102061854j:image

ミイシャが送ってくれた元旦の富士山

 

 

 

 

バタバタな年末年始でしたが、今日はテレビのコントで笑っています。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レスキュー隊を呼ぶ

一歩手前。

大事件が起きました。

結果的に大丈夫だったので、ここに記します。

 

いつも利用しているデイサービスの方から

「お母さんと連絡が取れない」と電話があり、 取るものもとりあえず、実家に急ぎ向かいました。

途中何度も電話しましたが、出ません。

家に着き、鍵を開けるもチェーンが掛かっています。 インターホンを押しても、ドアを叩いて呼んでも返事がありません。

最悪の事態が頭をよぎりながら、 自治会の方に助けを求めました。

民生委員の方と、騒ぎを聞きつけた隣家の方とで、 大きなペンチで、チェーンを切ることにしました。

が、なかなか切れません。 ドアの開き口が狭いのと、ペンチが巨大なのとで、1時間ぐらい格闘しても切れません。

そこで、「もう消防を呼びましょう」となり、 まず警察に電話し、次に消防に連絡している最中に、

バチン!

チェーンが切れました。

わたし「チェーンが切れました」

消防「中に入って確認してください」

(わたしがですか?)

ドキドキしながらリビングを横切り、ベットのある部屋へ急ぎます。

 

母がベットに倒れ込んでいます。

「お母さん」呼びかけると

「え?」

片目を開け寝た姿勢のままこちらを見る母。

わたし「生きてます」

消防「生きてますか?」

 

そこからは、もう笑い話です。

「面倒だったから電話が鳴っても起きなかった」

呆れました。それでこの大騒ぎ。

消防にもご近所さんにも平謝り。

後から来た警官には事情聴取され、

「こんな状態の認知症高齢者をひとりで放っておくなんて」と遠回しにお説教され、また平謝り。

本当に多くの人にご迷惑ご心配を掛けました。

 

どうもデイサービスが休みで、カーテンを閉めてずっと寝ていた様です。食事もお腹が空かず抜いていたのかも知れません。

 

面倒だったのではなく、ベットから起き上がれなかったようです。

 

高齢者は一日二日で、身体機能が驚くほど落ちてしまうことがあるのかも知れません。

 

その後の母と言えば、

姉が買ってきたすき焼き弁当を平らげ、 大騒ぎがあったことなど、どこ吹く風。

ベットから起き上がれなかった人とは思えないほど、足腰も動き、 以前の母に戻りました。

 

わたし自身、色々と反省もした週末なのでした。

 

 

 

f:id:ookumaneko127:20221218150833j:image

かつては「レスキュー隊が窓ガラスを割って入った」そうですが、

間に合わない場合もあるので、現在では家族の許可があれば、自治会の判断でチェーンを切るそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

失敗した

お題「こだわりレシピ」

 

ミイシャさん。
この間あなたが買ってきてくれた国産牛100%のひき肉。
ハンバーグにしてくれろというので、
夕飯に作ったのですが、
石のように硬くなってしまいました。


どうも捏ねている時から(硬いな)とは思ったのですが、
何しろ何度も作っているので、やっつけてしまいました。
適当に捏ねれば何とかなるぐらいに、
突き指しそうに硬いタネを捏ね上げたのでした。
それで、焼いてもやはり硬いものはさらに硬く。
ねこじさんも「今日のハンバーグは硬いね」
「ああ、それ牛100%だからね」などと
嘯(うそぶ)いておりました。


それにしてもおかしいなと思い、
布団に入ってからレシピを思い返しました。
すると何と!
つなぎを入れ忘れていたことに気がつきました。
卵もパン粉も入れ忘れちまった。
硬いわけさっ!


この場を借りて白状、謝罪させていただきます。笑

 

 

 

 

わたしの作った激硬ハンバーグとそっくりなビジュアル
『挽肉と米』さんのハンバーグ  Dick Thomas Johnson

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いちょうの木

お題「ささやかな幸せ」

 

MiNOL_000

 

庭の銀杏の木が、

昨日の強風で葉っぱを撒き散らしている。

「さあ、早くわたしの髪の毛を片付けておくれ」

銀杏の木は半世紀以上、

地盤が硬く根を深く張れない、

この日当たりの悪い庭に居座っている。

「家を守っているのさ」

水分の多い葉っぱは、地面にへばり付いて、
なかなか素直に掃かせてくれない。
数日そのままにして乾燥させなければ。

「ああ、目まったるい、早く掃いてしまうんだよ、

この野呂間!」


大お婆さんの植えた銀杏の木。
娘たちは無関心。

嫁は腰が難儀だが、履き清めるのが嫌いではない

 

 

 

 

 

 

 

うちの猫のはなし

お題「ペットを紹介します」

 

猫飼いの方。

猫風邪で苦しんでいる猫のいる方。

高齢猫を飼っている方。

などに向けて。


うちの14歳の猫、オクラちゃん。

ず〜っと猫風邪で苦しんでいました。

病院に行っていますが、いかんせん薬を一切飲みません。

どの猫でもそうでしょうが、うちの猫の場合、さらに性格が仇となっています。気難しく神経質。人嫌い。ワガママ。タカビー。
薬をご飯に入れると、やたらそういう時だけ察しが早く、全く食べなくなります。
無理やり押さえて、シリンジでの投薬も考えましたが、

爪切りでさえ大暴れするので論外です。

そんな感じで数ヶ月。
ずっと鼻風邪でグズグズが続いていました。
鼻が効かないので、ご飯も残し気味。体重も減ってきてしまいました。

投薬を受け付けないので、2〜3週に一回、病院で点滴で抗生剤を投与して貰っています。
しかし、大人しく処置をさせるはずも無く。
嫌がって怒ってギャン鳴きです。
家に帰り着くと同時に、(鳴いたせいで)朝食べたものを盛大に戻します。
本人も飼い主も辛い、財布にも厳しい。

 

そんな時、何かで『ネブライザー』のことを知りました。
鼻風邪がひどいオクラちゃんに、鼻から蒸気状の薬剤を吸わせる。

 

www.youkoudai-pet.com

 


こりゃ良いや、家でもできる!と早速獣医さんに問い合せました。
ところが
「うちではやってません」
何かの間違いだろうと思い、
近辺の動物病院何件かに電話しましたが、
全ての病院がネブライザー処置をやっていませんでした。

万策尽きたか!

 

このやり取りを聞いていた娘がひと言。
「加湿器をやってみれば?」

 

長くなってしまいましたが、

なんとこの、人間用の加湿器が効きました。入れているのは、ただの水道水です。

ムスメが、加湿器の蒸気が猫の顔に当たるように、プラコップでアタッチメントを作りました。

すると
気持ちが良いらしく、ずっとそこにいます。

一ヶ月ほど経って、徐々に猫の食欲が戻ってきました。

 


同様の症状でお困りの猫さんに、参考になればと思います。

 

 

 

 

今後ともなお一層の奮闘努力を怠りなく



 

 

 

 

 

 

 

 

運慶展行って来ました

 

お題「気分転換」

 

 

 

 

 

 

展示会場の《金沢文庫

武士が作った最古の図書館。

残忍なイメージのある武家一族から、突然変異で文学青年が現れ、北条氏は滅亡しても、この金沢文庫は現代まで残り、

訪れる人に叡智の一端を授けている。

そう思うと感慨深いですね。

 

 

www.planet.pref.kanagawa.jp

 

 

 

 

ところで数年前、渋谷の松濤美術館でこのような展示がありました。

 

shoto-museum.jp

 

この展示は大変興味深いものであり、展示品の中には、

貸し出された金沢文庫の収蔵品もありました。

そこで、

「同じ展示をやってほしい」と金沢文庫の意見箱に投書したのでした。

 

美術、文学、歴史。これらは切っても切れない関連性があると思ったのです。

 

それが叶ったのかどうか?わかりませんが、

 

www.yokosuka-moa.jp

 

 

今回の『運慶展』は、横須賀美術館との巡回展だったそうで。見逃してしまって、悔しい反面、

何だか嬉しく思いました。

 

 

 

 

ついでにいつもの場所も散策。

 

 

f:id:ookumaneko127:20221111184346j:image


f:id:ookumaneko127:20221111184336j:image


f:id:ookumaneko127:20221111184343j:image


f:id:ookumaneko127:20221111184413j:image


f:id:ookumaneko127:20221111184350j:image



 

しばらく行かないうちに、すっかり秋が深まっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おみおくりの作法

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

 

『STILL LIFE』(コメディ)(邦題 おみおくりの作法)

 



 

 

物語はシニカルなコメディタッチで、粛々と進みます。

 

エディ・マーサンの抑えた演技がいい。

 

最後に思いもかけない展開が!

 

大号泣間違いなしの映画。

 

 

 

 

 

youtu.be

 

葬送が主題なので苦手な方はご注意ください

 

 

 

 

 

 

素敵なミニシアター

cinema-amigo.com