ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

サイエンス

卵かけご飯とシュメール

お題「簡単レシピ」 わが家の事件簿4 ムスメがコロナと判定されまして。 母の病院の予約から、介護施設の見学、わたしの歯医者の予約。 そしてねこじさんは仕事関係の全てをキャンセルし、自宅療養を覚悟して、その夜。 「陰性です」 担当医師から直接電話…

脳のないクラゲが優雅なわけ

綺麗だ。 人間の持っている痛みなどとは 無縁の存在なのだろう。 Uriel Soberanes youtu.be

うなぎであればいい

お題「こだわりレシピ」 鰻で有れば良い。 gigazine.net スコットランドからジェット空輸でどうでしょう! きっと食べきれない。価格はサーモンぐらいになる。 そもそも大味で食えないってオチかもだけど、 取り敢えず、全日本人歓喜! 今すぐネス湖にうなぎ…

愛を説明できない

この宇宙がシュミレーションやホログラムでは無いと、証明できないことと同じように。イングマル・ベルイマン『ある結婚の風景』 お題「ゆっくり見たい映画」 冬になる前に、愛に関する考察。 youtu.be nazology.net

母には宿敵がいる

今週のお題「やる気が出ない」 もう二度と、その人物に会うことはないけれど、 今でも、その記憶に悩まされている。 母の母を死なせた、義理の姉だ。 わたしの祖母を虐めて(ドラマっぽく言うと)死に追いやった。 わたしは色々な言葉を使って、母を慰めてき…

『無学なお月様』薄田泣菫

野尻精一氏は奈良女子高等師範の校長である。 …住むでみると奈良は景色が良く、…かういう結構な土地に来て、鹿のやうに柔和で、鹿のやうに尻つ ぽの短い女学生を預つてゐる自分の身の幸福さを思ふらしかつた。野尻氏は晩飯がすむと、毎晩のやうに奈良公園へ…

羽蟻の婚礼

「ママ、羽アリがスゴいからキンチョール取って駅から家まで道路が蟻だらけ。玄関ドアの外もビッシリ!」「ほっといて〜、害はないから」「そうなの?」「ちょっとなんも考えない頑張り屋さんなだけだから」 ja.m.wikipedia.org 結婚式と新婚旅行を一気に済…

ほんとうの七夕を知っていますか?

なぜふたりはその日だけ出逢えるのか 『それは旧暦の七月七日は、一年のうちでただ一度、 天の川が消えてなくなる日だからです。 photo Christopher.Michel この日は半月が天の川の中に位置する日。 半月も天の川も、その明るさは共に17等星と同じ。 天の川…

夏至の魔法

photo by hans s 西欧世界では、この日は『魔法の力』が働いていると信じられているそう。 しかも、男女の出会いの魔法だそうで。 迷信と侮るなかれ。 その九ヶ月後には、実際出生率が上がる、というデータもあるらしい。 それに踊らされているワケではない…

中性子星のカルマ

星は二度死ぬ。超新星爆発で一度死んで中性子星という残骸を残す。そして複数の中性子星がゾンビのようによみがえると、二度目の死出の旅立ちに、ブラックホールへと向かうのだ。 我々がこうして地上にあって知性をもつに至り、科学を発達させてウラニウムの…

うちのにわにはかにがいる

内湾ではあるけれど、海からほど遠くない海抜約5mの場所。 南西向きのわが家の庭。 特に水がある訳ではない。 普通の土の庭だ。 近所の家が建て込んでいて日当たりは良くないが、木々がうっそうと茂る。 そこになぜか蟹が居る。 初めて蟹の屍骸を見つけた時…

災いのもとみたいな手合いを皆殺しにするぐらいなんの苦労もいるものか

「 なぜ……この悪者たちに襲いかかっていかないのだろう? こんな巣の周りにいる災いのもとみたいな手合いを皆殺しにするぐらい、 なんの苦労もいるものか。……。 しかし、生きとし生けるものを保存する調和の法則は、 それを望まないのである。」 p146 ハナダ…

虫は何を教えてくれる

解剖学の微妙なさじ加減 食う食われるの弱肉強食 繁殖にかける叡智の粋 巧妙な老練な土木建築石工技術 そしてなにより massであるということ 種としての生き残り ココロヲモタヌチイサナキカイ。。。 ( 『ファーブル昆虫記』へのオマージュ )

虫は何を教えてくれる

夏の昼下がりの荒れ土を コロコロころがす大御馳走。 もしよろしければ、微力でも。 させて下さい。お手伝い。 協力者たるこのわたし。 決して略奪致しませぬ。 気を許したら大変だ。 盗られてなるか おおごちそう 一つの玉に2匹の虫 夫婦ではなく協力者で…

今年の夏はこんな風に過ごしていましたよ

この本にすっかり魅せられて夢中でした。 そのあまりの完成度の高さに 読まずに来た歳月を後悔したものです。 ( 『ファーブル昆虫記』 第一巻上下 )

シーズン

受精卵は『全能性』を持つ。 一個の生物をまるごと作り出すことができる『唯一無二の存在』だという。 いわば、この現実世界の、『全能の神』だ。 そして、女というものは、その『神の卵』をもっているワケだ。 この神は、わたしの心と身体にいたずらをして…