ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

瞬膜をしまい忘れる

お題「ペットを紹介します」 朝起きたら、左目がこんなことになっておりました。病院に行き、悪いバイ菌とかではないそうで、ひと安心です。 数週間前に耳を痒がっていて、耳を掻いて目をかすったのかもしれない(傷はない)とのことです。目薬と耳薬も新た…

中原中也『曇った秋』

あのやうにゆつたりと今宵ひとよを 鳴いてあかさうといふのであれば さぞや緊密な心を抱いて 猫は生存してゐるのであらう…… あのやうに悲しげに憧れに充ちて 今宵ああして鳴いてゐるのであれば なんだか私の生きてゐるといふことも まんざら無意味ではなささ…

『猫性』豊島与志雄

Torne ところで、何故に猫か。 猫は飼養動物のうちで最も人間に近い生活をしている。屋内に人間と同居し、同じ食物をたべ、同じ寝具に眠る。にも拘らず、犬のような奴隷根性がない。 用があり、気が向けば、喉をならしてすり寄ってくるが、用がなく、気が向…

散歩生活 中原中也

photo amira_a 私は御酒を飲んでゐた。好い気持であつた。 話相手が欲しくもある一方、ゐないこそよいのでもあつた。 其処(浅草のと或るカフェー)を出ると、月がよかつた。 電車や人や店屋の上を、雲に這入つたり出たりして、 涼しさうに、お月様は流れて…

一夜の処女王

(なでてみ)と誘ってくるので手を出すとイヤがる お水ですか?と口元にコップを持っていくと、(いやん)と言って、水をまたぐ。何をどうしても気に入らないらしく、いい加減面倒くさくなって、両手で頬をプニッとつかみ、「カワイイじょお~」とワッシャワ…

にゃんポコのカコ 2[にゃんポコ日記 8]

スッポリと壷にはまってしまった、にゃんポコ。 どうやって出たかというと。 そこは、融通のききすぎる姑(猫、もとい猫派) 「にゃんちゃ~ん、おいで~ェェ」 猫もびっくりの猫なで声。 「美味ちいご飯ですよ~」 と、食べるふり。 (お腹すいてないから)…

「君のブログは下手だ」

にゃんポコ日記 7 私の日記を見て、不満げなねこじさん。 「君の、猫に対する愛情はあまい!!」 「そお?」 「なんか、客観的でいやだ」 「犬派だからネ」 「もっともっとこう、夢中にならなきゃ!!もっともっとこう、突き詰めなきゃッ!!!もっともっと…

にゃんポコのカコ[にゃんポコ日記 6]

にゃんポコには、ツボ猫だったという過去がある。 壷、猫。 (ちなみに私にも、かつて職場でお局(ツボネ)だったという過去がある) 今を去ること十数年前、ねこじさんにもらってこられた 子猫のにゃんポコ、 家に放たれるやいなや ニギャアアアア~~~~…

にゃんポコ日記 5

犬派な私を骨抜きにした(と勝手に思いこんでいる)にゃんポコ。 私のことが気に入ったらしい。 そんなに見たいなら、面倒見させてあげるという態度。 しかし、貴族のお姫様だと自分を勘違いしている彼女にも天敵がいる。 それが今帰ってきたこの人 「おやっ…

にゃんポコ日記 4

「にゃんちゃん、お母さん遅いね」 ニャァ~:平気 「置いてかれてやだよね~」 ニャァ:でもお母さんはワタシにぞっこんだから。 「そうかな~?お母さんはお出掛けのほうが、にゃんちゃんより大事みたいよ~」 聞こえないふり 「あれっ!?」 私の膝にいき…

にゃんポコ日記 3

「にゃんちゃん、なんか食べる?」(困ったな、なに食べんだろ?猫って…)牛乳を注いでみる。ひとくち、ふたくち、みくち…もういらない。「おまえ、お公家さんか~~~!!??」私の突っ込みを無視し、良さそうな場所を見つけて、毛づくろいを始める。「に…

にゃんポコ日記 2

「にゃんポコ、だめ!そっち行っちゃ、だ~め、」 来てあげたという態度で各部屋を見て回る猫。 猫の先手封じに各部屋の戸を閉めまくる私。 「ふ~ん…」という感じで何かを物色している。 鼻先で戸を閉められて、ちょっと気を悪くした様子。戸をカリカリやり…

にゃんポコ日記1

「猫が好きなんでしょ」 嫁に来て間もない頃、姑から投げつけられた、最も当惑した言葉。 「嫌いです。犬が好きです。犬派です」 (本音しか言わない気まじめで融通の利かない私ー犬派のゆえん) 「オホホホホ!○●さんたら、やっぱり猫が好きなのね~」 (融…

虫家族ご一行様

「なでてみ」 オクラちゃんが、やたら「モフれ」と強要してくる。 怒った顔だ。 仕方がないので、ミイシャから聞いた方法で、それなりに撫でてあげる。 モフモフの密な柔毛にザックリと指を入れて、ちょっとだけ強めに、 地肌をマッサージする様に撫でる。 …

ミントとオクラの出会い

BGM ♪『アップタウン・ガール』 ビリー・ジョエル 彼女は筋金入りのお嬢様マジで山の手育ちさおいらみたいな下町育ち見たことも聞いたこともないでもおいら彼女にトライしてみるぜ熱いハートで落としてみせるたまには下町の男もイイってことおいらみたいなね…

小説『真夏の怪異』

今週のお題「夏休み」 お祖父さんの七回忌、お寺さんに来てもらった時のことです。兄弟姉妹が集まり、厳粛な雰囲気の中法要が始まりました。お坊さんがなにやら難しいお経を唱え、木魚を叩きました。すると何処からともなく奇怪な声が… 「ニャ~」 またお坊…

いづこにか夕立ありし冷奴『小津安二郎全日記』

今週のお題「夏休み」 torne 今日までが、二十四節気大暑の末候、 大雨時行(たいうときどきふる)です。 夕立ちがザッと来て、暑さも息苦しさも、持って行ってほしいものです。 もちろん、多くは要りませんけれど…。 昨日(8月6日)投稿しそびれた記事です。

信頼を大損ねた

オクラちゃん、その後。黒い耳アカが出ていたオクラちゃん。二、三日して出なくなったので、治ったかな?と思っていたら、まだ耳を痒がるそぶり。見てみると、左耳の中が極悪に黒く湿っている。先日、ケージに入れようとして、三回落っことしたことを思い出…

信頼を損ねた

オクラちゃんの片耳が、いつもより耳アカが多い。綿棒で取っても、次の日にはまた沢山こびり付いている。数日前に、耳の中を引っ掻いたようなカサブタがあったので、 どうもいつもの耳アカではなさそうだ。 動物病院に電話したところ、 「バイキンが入っちゃ…

梅雨の晴れ間

朝からむし暑くなってきた。毛皮(脱げない)を着ているオクラちゃんにとって、これからは試練の季節だ。落ちつかなげに、涼しいところを探し回っている。家の西側の朝日が当たらないところとか。廊下の隅っことか。意外な場所を探し当てて涼んでいたりする。…

聲曲(もののね)

われはきく、よもすがら、わが胸の上(うへ)に、君眠る時、吾は聽く、夜の靜寂(しづけき)に、 滴(したゝり)の落つるを將(はた)、落つるを。 常にかつ近み、かつ遠み、絶間(たえま)なく落つるをきく、夜もすがら、君眠る時、君眠る時、われひとりし…

猫がいない

そう思っていたら、突然空の上で花火のようにドッカ~ンと雷が鳴った。オクラちゃんが布団からひょっこりと顔をだした。そう言えばさっきから、何処かから「ふんふん」イビキが聞こえていたんだ。 ryanne lay

猫寝夜

Basheer Tome 寒中の猫の重みの布団かな 猫好きに言わせると最もゴージャスな寝方だそうです。

今日から猫始めます

朝ストレッチしてると猫がすり寄ってくる。 いつも呼んでも来ないタカビーなのに。どうもおっきい猫に見えるらしい。開脚してると、股の間にピッタリくっついてきて、プライドを捨てて「ミャミャ~!」と甘えてくる。 踏みつぶしちゃうからやめて。 そういえ…

オクラちゃん玉

『かわいいオクラちゃんが、もうひとつできそうないきおい』 と言って、 ミイシャが、オクラちゃんの抜けた毛を丸めて作り上げた、 『オクラ玉』 暑さのせいか? よく抜けます。

グラビアポーズ

涼しいのじゃあ~ 今日のオクラちゃんでした。 この時間、風が通るようになったので 冷房を停めて、窓を全て開けました。 さっきまで箱猫だったのに、 秒速これです。笑

今日のミント君

シュートメの長椅子にて 帽子をかぶせられても嫌がりません。 なぜならホストだから。 えっ? 思ったよりハンサムだって? ナイショですが 8kgあまりの贅肉をうまく折りたたみ、敷物の下に押しこんでおります。 毛艶も絶好調 NO.1ホスト、ミント君の休日な…

愛を吸うヒトだ~れダッ?

朝、ミイシャが抱きついてくる。 「猫に吸われた」 ミイシャが目が覚めると、猫がいつものようにすり寄ってくる。 『足りない』 いいと言うまでしつこく撫でさせる。 こうしてオクラちゃんは、ミイシャの愛情を吸う。 今度はミイシャが足りなくなって。疲労…

今日のミント君

「ミントちゃん今日は日サロ」 「あいつ日サロかよ~」ミントの日サロとは シュートメの部屋は最上階の南向きの角部屋。 日当たりが良く、お昼近くになると、冬でも暖房がいらないぐらい日が差し込む。 そこにミントが寝そべり、自慢のちょっと固めの毛並み…

お持ちかえりでぷか?

( ムスメのキャリーバッグにイン ) 猫は最も快適な場所にいる。 もとい 猫を見つければ、 家の最も快適な場所(家人は知らない)が分かる。