ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

一夜の処女王

(なでてみ)と誘ってくるので手を出すとイヤがる

お水ですか?と口元にコップを持っていくと、

(いやん)と言って、水をまたぐ。

何をどうしても気に入らないらしく、
いい加減面倒くさくなって、両手で頬をプニッとつかみ、

「カワイイじょお~」とワッシャワッシャしてみた。

そしたら
 「ふあああああああああ!!!!!」
 
今まで聞いたこともない悲鳴をあげて、
怒ったの怒らないのって。

訳(この無礼者め!何をする?!このこのこの。処刑じゃ!)



そんなわが家の女王様猫、オクラちゃんにも試練の時が来た。
 
ギロチン…
 
型のハサミを使う、爪切りだ。
 

触られるのさえダメなのだから、当然爪切りは大だ~いっキライ。

だからムリヤリになる。毎回気が重い。

だんだんと抵抗が酷くなっている。

押さえる役が天敵のねこじさんのせいもある。

いつものお姫さま気取りは何処へやら。

フ~だのハ~だの、化け猫みたいな形相で大暴れする。(トラウマもの)

しかし、たった4キロの小さな動物のこと。

本人に一番負担がかかっていることは明らかだ。



そこで今回は一計を案じた。



馬が興奮して暴れ出さないように、目隠しをさせる。

と何かで読んだ。見えるから怖がる。





イメージ 1
 
 
このような物をカップ麺で自作して装着。


結果は大成功。比較的スムーズに爪を切ることが出来た。
 
その姿が、なんともマヌケで可愛かったが、
 
写真を撮る余裕がなく残念。


それにしても、こんなことならもっと早く使えばよかった。エリザベスカラー
 
 
 
 
 

イメージ 2




エリザベスカラー=ひだ襟

エリザベス朝に流行した襞襟。
シャツから取り外すことができ、頻繁に取り替えて上着の襟元と肌やひげなどが直接触れる部分の清潔を保つためのラッフル(ruffle)が元になっており、元来は実用的な機能を持つものであったが、洗濯糊の発見とともに長い襞襟の形を保たせることができるようになり、次第にその大きさや仕上げの精巧さが競われるようになった。(wikipedia

転じて、犬や猫の医療用保護具。傷口を舐めないように首につける。


処女王=エリザベス一世のニックネーム(生涯独身だったためこう呼ばれた)
 
エリザベス一世の贅を尽くした派手なファッションは、当時のイングランド王国の国威誇示と政策顕示のためだった。