ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

魂を満たすために生まれてきた

生まれてきた意味と言えば、これだけしか思いつかない。

ここで言う魂とは、わたし一人の物と言うよりは、
家族的な複数が共有するものだ。

親だったり、祖父祖母だったり、もっと遡って、
たくさんのご先祖たち。

わたしはこのうちの誰かが犯した罪、それをすすぐために、存在しているようだ。

わたしがそう妄想する理由がある。
逃げても同じ場所に戻ってきてしまうのだ。その場所。

わたしのお祖父さんは、戦前ある場所である人たちを労役していたそうだ。鞭を振るって。

物騒な場所。重労働。カタギじゃない人たち。虐待。

その場所に住む同じ人たちと、今はわたしが一緒に居る。

これでチャラというわけだ。
わたしは捨て駒だ。

魂を満たすとは、何とも、延々と泥を浚うような作業なのかも知れない。




お墓参りでの妄想。

 

 

 

 

亡き人にたむける Sue