虫家族ご一行様
「なでてみ」
オクラちゃんが、やたら「モフれ」と強要してくる。
怒った顔だ。
仕方がないので、ミイシャから聞いた方法で、それなりに撫でてあげる。
モフモフの密な柔毛にザックリと指を入れて、ちょっとだけ強めに、
地肌をマッサージする様に撫でる。
「ママは(愛情表現が)ヘタ!」
だそうで。
やり方がマズいと、オクラちゃんに引っ掻かれるので、気をつけながらそっとさわる。
もふ・もふ・もふ
ゴロゴロゴロゴロ
もふ・もふ・もふ
ゴロゴロゴロゴロ
・・・いつまでもやらせる。やめていい気配はない。
・・・いつまでもやらせる。やめていい気配はない。
終いに、わたしの手枕で寝ようとする。
これが結構熱い
これが結構熱い
しばらくして気が付いた。
「あれっ?あのひとたち」
「まだいるよね」
ノミ家族ご一行様は、栄養豊富な大地に移動―。
うあ~~~~~!!!
よりによってこの暑さに、二週間蚤の薬を忘れる。涙