ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

にゃんポコのカコ 2[にゃんポコ日記 8]

スッポリと壷にはまってしまった、にゃんポコ。

どうやって出たかというと。

そこは、融通のききすぎる姑(猫、もとい猫派)

「にゃんちゃ~ん、おいで~ェェ」

猫もびっくりの猫なで声。

「美味ちいご飯ですよ~」

と、食べるふり。

(お腹すいてないから)

無視するにゃんポコ。

「ここに置きまちたよ~」

てんこもりのえさを壷の入り口に置く。

知らん顔のにゃんポコ。

 一夜明けて

「食っとるぞ~~~!!!」(ねこじの雄叫び)

ほんの、ちょっとだけ、プライドを捨てて食べてしまった、

子猫のにゃんポコなのでした。