アジア 旅の思い出
なにか、気がつきませんか? 香港の写真なり、映像なりを見て、 知っている都市と、何かが違うと感じた方は鋭い。 それは、 「密集度!!!」 建物建物建物建物工事中建物建物建物建物建物建物建物建物建物建物建物建物工事中建物 「また~、○●さん、大げさ…
まずは、尖沙咀(チムサーチョイ)から話を始めなければならない。 香港マニアック熱を患い、 病いとの付き合いも十数年になるが、 私たちには、今だに、定宿と呼べるものがない。 マニアと自ら名乗る輩(ともがら)にはあるまじき行い。 自分でも、情けない限…
くだんの帳場のおじさんを観察している私。 食事を終え、シャナリシャナリと、デルモ歩きでやってくる ミニスカートの香港女性。 超シャン。自意識のかたまり。 (プロのモデルさんだと思う) 長くて細い足を惜しげもなく見せている。 なじみ客らしく、おじ…
帳場のおじさんは男前だったと記憶している。 入り口の机にこれまたこ慣れた格好で 山ほどの伝票と共にいる、二人。 その内の一人。 ジェームズスチュアート似のおじさん。 どうにか食事を終えた私たちは、 手にペンをにぎった形をつくって、 「マイダンッ!…
名店なのである。 無駄な動きは一切ないのだ。 帳場から、店員まで。 彼らのプロ意識はすごい。 店全体に、独自の流れがあり、 一見の観光客には、理解できようもない。 しかし、一見の観光客にすぎない私たち家族。 そして気の短い腹ぺこの夫。 っと、思っ…
「おいっ、ワゴン式じゃないぞっ!」 夫のこの一言に凍り付いた。 席に着きさえすれば、 黙っていてもワゴンのおばちゃんたちが、次から次へと群がってきては、 「ほ~ら、美味しそうでしょう。」 「この蒸かしたてのぷりぷりの、ほかほかの‥、」 「遠慮はい…
時間があれば立ち寄る、スピリチュアルスポット。 私たちのお目当ては関帝である。 線香をささげ、お祈りする。 「関羽様、またやって参りました‥。」 私の病気は少なからず、 この関帝びいきから来ている。 廟を出た所に、いつもおばあさんのお乞食さんがい…
言い出したのは超方向音痴の夫。 初心者の観光客には御法度の、老舗の名店である。 波乱の展開を予感させる組み合わせ。 今思いだしても、恐れ多いやら、恥ずかしいやら、 「こっちらしい。」 と、石畳のしゃれた坂道をどんどん登っていく夫。 行けども行け…
多分、おそらく、世界でただ一つの場所。 何が?って‥ 店店店店食い物屋店店店店食い物店店店店‥ それでも足りずに屋台屋台屋台屋台屋台屋台屋台屋台屋台屋台‥ これでもかと露店露店露店露店露店露店露店露店露店露店露店露店露店露店‥ 負けじと人人人人人人…
初めて見るガンドンヤン(香港人)はそういう名前でした。 ガイドのタムさん。 観光バスの中、日本人相手に次々と 両替パフォーマンス、ポーレー茶パフォーマンス、 オプション夕食予約パフォーマンス、をくりひろげる。 もちろんお金儲けのために。 彼は非…
私の裏の趣味を誰から聞いたんだか、 「○●さん、香港好きなんだって?いいとこ教えて、」 と聞いてくる今度ツアーで行く予定の人。 そして、つい、相手が引く返答をしてしまう私。 一億数千万人総潔癖性紙文化の日本人。 日本を一歩出たら、あなたをホラーな…
「飯はうまいし、おねえちゃんはきれいだ。この街から離れられない。」 かつて沢木耕太郎がこう評した街、香港。 (沢木耕太郎はもっと上品だろ、) とおっしゃる輩(ともがら)もいらっしゃるでしょうが、 ここは、ひとつ最後まで、ご一読を。 「私の心はこ…