ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

香港マニアック熱 其の八[陸羽茶室(ロッユーツァーサッ)つづき]

名店なのである。

無駄な動きは一切ないのだ。

帳場から、店員まで。

彼らのプロ意識はすごい。

店全体に、独自の流れがあり、

一見の観光客には、理解できようもない。

しかし、一見の観光客にすぎない私たち家族。

そして気の短い腹ぺこの夫。

っと、思った瞬間、

周りをさくさくと店員たちが取り囲み、

慣れた手つきで次々と小さな器を並べ始める。

スルリッと絶妙なタイミングでメニューがテーブルに置かれる。

見てビックリ、

一つも読めない。

名店への道は険しいものなのでした。