ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

香港マニアック熱 其の十[陸羽茶室(ロッユーツァーサッ)つづき]

くだんの帳場のおじさんを観察している私。

食事を終え、シャナリシャナリと、デルモ歩きでやってくる

ミニスカートの香港女性。

超シャン。自意識のかたまり。

(プロのモデルさんだと思う)

長くて細い足を惜しげもなく見せている。

なじみ客らしく、おじさんに軽く挨拶をする。

おじさん。

やはり、目でうなずき、例の一瞬の笑みを少しだけ長く口元に浮かべる。

シャナリシャナリと出て行く、美人。

おじさん、何事もなかったかのように、

また、さくさくと仕事を続ける。

余裕の態度。

かっこいい~ッ!

美人であろうと、腹ぺこの一見さんであろうと、

同じに扱うプロ意識!

かっこ良すぎる、香港のお帳場のおじさん!!

こうして、波乱の名店体験は終わったのでした。