ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

ねこ裁判 蝉 二

「おかあさん、○○も怖がってますから、もう蝉は‥、」

言った側からまた

バシっ!

「ほ~ら○○ちゃん、セミ。」

ビンビンビンビンビンビンビンビン

「びえ~~~~~ん!」

「お母さん、蝉はもういいって、うっわ、また捕まえた!」

「ほ~ら○○ちゃん、セミ。」

ビンビンビンビンビンビンビンビンビンビンビンビン

「びえ~~~~~ん!」

「お母さん、自分が捕まえたいんでしょ、そうなんでしょ、」

「やっだ~~、●○さんたら、そんなわけないでしょ~。」

バシっ!

(猫だな?)

「今なんか言った?」

「‥たった一週間しか生きられない昆虫なのに、

彼らは大変なのよ、相手を見つけて、子孫を残さなきゃ、

今のバシっ!で、寿命が三日縮まった。

可哀想でしょ。」

「ンもう、●○さんったら、大げさなんだから~。」

バシっ!

その後、ママの嫌みなどどこ吹く風のおばあちゃん。

狩猟本能むき出しで、

五~六匹は捕まえたのでした。

(誰も信じてくれないが実話)


やっぱりメス猫だッ!