ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

ねこ裁判 しっぽ

「このコ、シッポを触らせてくれるの!」

ママが喜々として言った。

ニャンポコはちょっとでも触ると怒った。

オクラちゃんは、

大らかではない性格なのに、

何故だか触っても怒らない。

どうも、触られていることに気が付いていないような感じだ。

それでなくとも、長い胴のず~っと端にくっ付いていることだし、

鈍感なのかな?

そう思って触ってみる。

う~ん、このしなやかさといい、この堅やわらかさといい、

可愛気持ち良い~~~~~~‥

あ‥気が付いた。

『なんか今、イヤなことされたかも‥』

『あっ、カラス!』

すぐ忘れるオクラちゃんなのでした。