うどんと生物学
先日、家族に肉うどんを作っておりまして。
面白いことがありました。
うどんの上に肉をたっぷりと乗せる、ご存知の肉うどんです。
豚肉の切り落としを、甘辛いタレで煮詰めるだけ。
https://cookpad.com/recipe/4993019
安価で簡単。家族が喜ぶお助けメニューです。
しかしグラム98円で買ってきた豚の切り落とし肉が、やってくれました。
これが、出来上がってみると、匂いがします。
ケモノ臭い。
ムスメにも
「イノシシが向こうから走ってくる」
と言われてしまいました。
何度も作っていて、なぜ今回だけ?
解凍の仕方が悪かった?
肉は買ってすぐに冷凍したものなので、痛んでいないはずです。
で、グーグル先生に聞いてみたところ、思わぬ答えが返ってきました。
曰く
「先祖返り」
せ・ん・ぞ・が・え・り
我が目を疑う深淵な回答に、しばしぼーぜん。
飼い犬が人を襲うってのが真っ先に浮かびましたが、
獣臭が人の鼻を襲う、これも立派な“先祖返り”ということでしょうか?
豚肉が獣臭がするのは、飼料のせいとか性ホルモンとか、他にも原因が考えられるそうです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E3%81%AE%E9%9B%84%E8%87%AD
ちなみにねこじさんはこの臭いに鈍感でした。
うどんで生物学というか、動物学?
毎日の家事にも新しい発見があるもんですね〜。笑
モース警部『カインの娘たち』
この作家、意外と女が書けるんですね〜。
期待してなかったんですが、収穫でした。
最近亡くなりましたね。
女性を描ける作家は、そういないと思っています。
書けていても、好みじゃなかったり。
それは女に生まれ一度死に、色々あって今度は男に生まれ変わって、
そうして作家になれば、それは〝女〟というものを、
一節ふた節書けることがあるでしょうが。
そういうこと(生まれ変わり)があればの話です。
『カインの娘たち』
女教師、掃除婦、娼婦。
この三人の描写がとても良いです。
これは保存版として、状態の良い物を買い求めねばと思っています。笑
話の筋はそれほど奇抜ではないので。
コアなミステリーファンには、
『オックスフォード運河の殺人』
『森を抜ける道』
『死者たちの礼拝』
こちらをお薦めします。
刑事モース~オックスフォード事件簿~ シーズン2 第2話 Case 7 亡霊の夜想曲 #GYAO
う〜ん、面白い!(阿呆)
お題「#おうち時間」
切り裂きジャックVSシャーロックホームズ(R指定が妥当だと思います)
https://store.steampowered.com/app/11190//Sherlock_Holmes_versus_Jack_the_Ripper
ゲームというよりは、物語として読み進めました。
19世紀末のロンドンで実際に起こった連続殺人事件、
ホームズ以外は実在の人物、実在の容疑者たち。
「シャーロックホームズだったら、どういう風に切り裂きジャックを
追い詰めるのか?」
に興味がありました。
過去に多くの映画や小説のネタになっています。
最近のニュースでも、現代の科学的分析により、新たな犯人像が出てきました。
しかし、
これらの創作や説は、センセーショナルではあってもリアリズムに欠けるように思い、
満足できませんでした。
わたしの興味は、
「なぜこんな凄惨な事件が起きたのか?」
「真犯人は誰なのか?」
「なぜ逮捕されなかったのか?」
その点、このSherlock Holmes versus Jack the Ripperは、物語にリアリティがあり、
結論に矛盾がなく、そこにたどり着く捜査も
地道で確実なものだったと思います。
(パズルゲーム大好きなんですが、今回はすっ飛ばして物語だけ追いました。笑)
それにしても久方ぶりにゲームで感動させて頂きました。(子どもにはバカにされましたが)
ヘタな小説より説得力があり、面白い。
最後は犯人に同情心すら覚えました。
ところでこのストーリーですが、いくつかある犯人像の一つを
採用したようですが、
こういうのって、元になった本とかあるんでしょうか?
ウクライナのゲーム会社のクリエイターたちが、知恵を絞った?
だとしたら天才ですね〜。
それともAIが導き出した答えでしょうか?
そうであっても驚きませんよ。笑
『メグレ警視シーズン2 第1話』夜の街道
不要不急の物資調達
家人が買ってきたカップ麺の山を横目に見ながら。
世間では致命的な疫病が流行っています。
誰にでも降りかかる災厄。
逃れる術はない。
欲望に駆られて、夜徘徊するなと、
お上がこんな会見をするぐらいだから、
よっぽどのことでしょう。
みな様には、しぶとく生き延びておられるでしょうか?
今朝のパンも箸で食べるべきだったのか?
いや、ぜひそうすべきだったに違いない。
などと思いながら、これを書いています。
今のうちに、観ようと思っていて見ていなかった物を観。
そのうちと打っちゃっておいた物を読み、
伝えるべきことを、伝えておいた方が良いのかもしれません。
〝昨日までのお気楽な世界〟的な報道がなされていますが、
これには異論があります。
一部の者にとっては、世界は〝お気楽〟ではない。
とてもそうは思えない。
今までもそうだったし、これからもきっとそうに違いないと思っていた。
そしてこの災厄を契機に、
世界が変わってくれればと、私かに願う次第です。