ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

春と修羅』宮沢賢治

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Masaki Tokutomi





蜂が一ぴき飛んで行く


琥珀細工の春の器械


蒼い眼をしたすがるです



   (私のとこへあらはれたその蜂は

    ちやんと抛物線の図式にしたがひ

    さびしい未知へとんでいつた)






鈴谷平原』 春と修羅  宮沢賢治


  すがる  ジガ蜂の古称