ookumanekoのブログ

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いちさんよん日記-至上の美食

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「うまい魚が喰いたい。」
普段は肉好きの猫二が、
「魚が来たーっ!」
となって、こう言い出した時、
私たちの足は自然、134へと向かう。

「あそこは観光客むけ。」
この土地生まれの猫二は、そういう店には手きびしい。
「この辺も、前はひなびた感じが良かったのに‥。」

確かに昔は、小さな漁村であったことだろう。
近所の子ども達が、水着姿で、
裸足で海岸へ競い合っていたであろう。

女将たちが営む、網元料理屋。
住宅街にひっそりと佇み、看板の出ていない、民家風季節料理店。
地元の魚屋さんが傍らで開く、お任せしかない小さな食堂。

そのへんが私たちのねらい目だ。

ここに住んでいると、海の恵に、いとも簡単に浴することができる。

地のモノ、この時期しか採れないもの
これを至上の美食と言わずしてどうしよう。   

私たちにとっての最高の贅沢だ。


(写真が大きすぎて巨大な肉塊に見えますが、マグロのカマの甘辛煮です。おいしゅうございました。)