ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

2010-08-19から1日間の記事一覧

芥川龍之介 一   『杜子春』

先に書いた夏目漱石が、水墨画的色彩なのに比べ、 芥川龍之介の作品は極彩色、派手派手だ。ショッキングだ。 この物語に出てくるのは、極彩色の地獄絵巻。 〈前半割愛〉 色々とあって、 「人間を辞めてしまいたい。」 と、仙人に懇願する杜子春。 「なにがあ…

ねこ裁判 猫たちのご自愛

自分が好き自分が好き‥ (朝から毛づくろい(ご自愛)に余念がないオクラちゃん。) 「お早う、オクラちゃん。」 「そんなになめくり回さなくっても、きれいだよ。」 『知ってる。』自分が好き自分が好き‥ 「お風呂に一回も入っていないわりには、」 『美人…