2015-12-09 一遍 ノンフィクション エッセイ 写真 工藤隆蔵 身を観ずれば水の泡 消ぬる後は人もなし 命を思へば月の影 出で入る息にぞ留まらぬ 一遍(捨聖) 詠 人の身体は水の泡のようだ。 消えた後では、知る人もいない。 人の命は月に照らされて出来る影のようだ。 吐きだした息のように、消えてなくなってしまう。 国宝『一遍聖絵』絵巻 全十二巻 遊行寺 神奈川県立歴史博物館 神奈川県立金沢文庫 三会場にて、全巻同時公開中(十二月十三日まで) 関連記事が国立博物館サイトにもあります。興味のある方は覗いてみてください。 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1761