2015-06-11 サンドラの週末 映画 日常の中に確かにある、奇跡を描く。 ダルデンヌ兄弟 「ふつかとひと晩」(DEUX JOURS, UNE NUIT) 邦題「サンドラの週末」 物語の紡ぎ手は、芸術家でも神でもない。 ひとりの労働者の女性だ。 ある日突然解雇を言い渡される。 彼女は、その週末の二日と一晩をかけて、 エゴ、無関心、合理主義、 そして最大の敵、自分と対峙しながら不当解雇と闘う。 最後に彼女にもたらされるギフトとは……。 人を切ることが当たり前の世界。 切らないことの方が難しいように思える。 しかし人を切れば、遠からぬうちに自分が切られる側に回る。 人を切らないことが、唯一のよすがだ。 そう信じたいものだ。 横浜 ジャック & ベティ にて 関連記事 ダルデンヌ兄弟『息子のまなざし』 http://blogs.yahoo.co.jp/ookumaneko62/61431907.html