ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

バックパッカーと首の皮一枚の私たち 十一

喧噪と煩悩の街バンコク (グロ注意)



レセプションホールには(高級ホテルならば当たり前なのか)

生演奏が流れている。

タイの伝統音楽。

管楽器のゆったりとした心地よい調べが旅人を満たす。


美しい光沢のある織物衣装に身を包み、独特の恥ずかしそうな笑顔で微笑みかける

、タイ人スタッフたち。

(この謙虚さと控えめな愛らしさは中国にはない)


花がそこいら中にある。

蘭だ。

日本ではお高い花も、ここではジャングルに自生していると言う。



ふと気が付くと、ホテルの外は王宮庭園というジャングルだ。

折しも老舗ホテルは、何度目かの改装中。

庭の土を根こそぎ掘り返している最中だった。


と、そこに目を疑う光景が。


そーさね、太さで言ったら径約15mm~20mmのワーム君たちが
(ミミズのおっきいの想像して下さい)

右から左左から右と、わっしわっしと、本当にたくさんの足で移動しているのだ。

無数に……


ぎゃあああああああああ


それが宿泊客が歩く通路までやってきて……、



子ども@ご幼少のみぎり、が

近くまで行ってじ~っと見て、飛び跳ねていた。

猫のように。