ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

この瓦一枚の重さを知っている人ならば

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これが木の葉のように、ひらひらと遠くまで吹き飛ばされ、とんでもなく内陸の田んぼに地中深く突き刺さり、



それが取り除ききれないほどの数だと聞けば、巨大な破戒のパワーを推し量ることが出来るだろう。



私たちが普段、重厚な建築物と思っている物は、実のところ何と華奢なのだろう。



まるで厚紙で出来た模型のようだ。



紙一枚の上に乗っただけの安心安全生活が、跡形もなく破戒し尽くされた。







(見渡す限りの瓦礫野原。かつての街はもうない。陸前高田の被災の範囲はあまりにも甚大で想像を絶する。
 

 今いま、多くの人の助けを必要としている。)