ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

子育ては災難に似て

我が子は二歳まで母乳が取れなかった。
オッパイにどぎつい執着心を見せ、
(女の子である)
寝るときはくわえながらでなければ寝なかった。

「早く離したほうがいい。」
「出来るだけ与えたほうがいい。」
賛否両論、みんな勝手なことを言う。

今、あの時のことを振り返ってみると、

「子どもに寂しい思いをさせていた。」

「子どもにベッタリと張り付かれ、身動きできない感で息が詰まりそう。」

「心ここにあらずの母親。」

そんな情景が見えてくる。


当の本人は、オッパイに張り付いて離そうとしなかった事実などすっかり忘れ、

「ハズカシいやつ~。」

親の迷惑などどこ吹く風である。