ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

2019-10-17から1日間の記事一覧

夏目漱石『野分』2

Jiuguang Wang 裕福な友人に誘われ、しぶしぶ出向いた音楽会。 きらびやかな雰囲気、華やかな人々の服装、 どちらも貧しい高柳君には馴染みのないものだ。 「三度目の拍手が、断わりもなくまた起る。 隣りの友達は人一倍けたたましい敲(たた)き方をする。 …