わが家の棟を超える、秋ちかい夜かぜのいちまいが、 なにか、息ながい囁きをゆりこぼしながら、 ゆつくり、隣の家へと、ふき移る。 ふるい家が、鷹揚に軋んで、 それに応らへしてゐるのが、聴きとれる。ふかい夜を。 jonathan.leung この「ささやき」と「い…
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