ookumanekoのブログ

言葉を味わう 文学の楽しみ

2016-10-27から1日間の記事一覧

『老熟先生』国木田独歩

(かつて熱中したワーズワースの詩集を、すっかり忘れていた先生) …主人公の命運のために三行の涙をそそいだ自分はいつしかまた 彼を誘うた浮世の力に誘われたのだ。 そして今も今、いと誇り顔に「われは老熟せり」と自ら許している。 アア老熟! 別に不思…