2014-11-20 単騎千里を走る 読書感想文 関公(関羽雲長)は、歴史上、物語中で、最も好きな登場人物。 三国時代。三国志物語。真偽合わせた、数多くのエピソードの中でも、『単騎千里を走る』は、感動的、胸のすく大好きな逸話だ。 暴君と恐れられていた魏の宰相、曹操は、敵の小国、蜀の武人『関羽雲長』を捕らえる。人物を見極めるに長けた曹操は、 武勇の誉れ高く、忠義心に篤い関羽に惚れ込み、自ら召し抱えようとする。 しかし、関羽は主君(劉備玄徳)への忠誠心を貫き、これを拒否。曹操は、(他の者なら切り捨ててしまうところを)『その心根あっぱれ』と、逆に感服し、関羽を放免にする。 愛馬に跨り故郷へと疾走する関羽。曹操は『関羽止めるべからず』と、五つの関所に使者を送るが、関羽の愛馬は、当代一の駿馬『赤兎』。 曹操の使者が間に合わない。 関羽は、五つの関所で大太刀周り、単身、敵を打ち負かし、ついに、蜀の国、主君の元へと、帰り着いたのだった。 吉川英治『三国志』http://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52413_51064.html 臣道の巻 恋の曹操~ http://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52414_51065.html 孔明の巻 でご覧いただけます。 かっちょい~~~!!!