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出会うことのない二つの星

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distar97





今宵は七夕。
あいにくの雨ですが。
雨も台風も、小さな惑星地球の上のいち天体現象に過ぎず。

ぶ厚い雨雲の上には、壮大な天の河銀河の切れ端が広がり、
大河の両側の岸辺には、
ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)が、その時を待っている

伝説では、今夜二人は、
一年に一度、天の河を渡り逢瀬の時を迎える、と言われています。


しかし、実際には、
いつまで夜空を見上げていても、二つの星は天の河を挟んで対峙したまま、
重なり合うことはありません。
あれ?お話と違うの?……


http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/seiza/seiza05.html

二つの星は、実際には16光年の隔たりがあり、
出会うことはないらしい。



そもそも、星同士が出会うことなんて、ありそうもない。
でも、絶対ありえないのかというと……?

それはあくまで、辺境の星、惑星地球の住人の時間の尺度のこと。


こんな記事もあります。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体
↑  ここから…                                               …ここまでコピペ  ↑
                       
(ソース元NASA



ほんの40億年後には、銀河同士が衝突する。

そして、その中にある全ての星々は、影響を免れないだろう。

質量のあるものは引かれ合う。

惹かれ合う者同士は、いずれ出会う運命。

その時こそ、

ベガとアルタイルの本当の逢瀬の時なのかもしれません。





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anieto2k




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